この仕事をしていて良かったと思う瞬間が、いくつかあるんですが。
そのひとつが、いろんな分野の“一流”の方々と会えるとき。 例えばSMAPさん。
この仕事でなかったら、会うことはもとより、 直接話をすることなど恐らく一生なかったであろうこの5人組に、 6/22号巻頭グラビアの取材で、また会うことが出来まして。

 SMAPを取材する時いつもすごいと思うのは、至極簡単な説明で こちらの意図をピタリと把握、すぐさま表現してくれるところ。
「1を聞いて10を知る」という言葉がありますが、彼らの場合 「0.5しか話してないのに30くらい伝わっちゃってる」ってなイメージ。
この日も「今回は本誌連載『スマ新』から皆さんに賞をお贈りしたいと…」 なんて説明を始めた途端に、こちらが欲しかった “レッドカーペットの上を歩くSMAP”という画が即座に目の前にあるっていう。 しかも想像をはるかに超える格好良さで。

 そんな方たちなので、取材するこっちも、なんかこう…挑まれてる気がするわけで。 「俺たちはこのレベルだけど、君たちは?」って。
もちろん、ご本人たちがそう言うわけではなくて、こっちの気持ちの問題なんですけど。これが結構プレッシャー。 ただ、そこで急に「自分、仕事できまっせ」モードに背伸びをしても、 きっと簡単に見抜いてしまう方たちだと思うんで、 とにかく事前の準備をしっかりすることと、 大きな声で“あいさつ”することだけは欠かすまい、と。

 そんな、肩にチカラ入った感じで、 いよいよ中居正広さんのインタビューを始めようとした、その時。 「あれ、髪伸びたねー。わざと伸ばしてんの?」。
中居さんのこの何気ないひと言に、男おいどん32歳、ちょっと泣きそうに。
だって、日々何十何百という取材を受けている中居さんが、 しばらくお会いしてなかった自分を覚えててくれて、なおかつ ヘアスタイルの変化にまで気付いてくれるって、
どんだけ〜。

 気の利いた返事こそ出来なかったものの、その後のインタビューが 終始和やかな雰囲気だったのは言うまでもなく。 その観察力&記憶力、相手に対するオープンな姿勢なんかに またもや“一流”の一流たる所以(ゆえん)を垣間見たような。
そんなお話でした。

 でも、中居さん。
写真撮影の時、ヘン顔するのは勘弁して下さい。


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