テレビの完全デジタル化までちょうど500日となった3月11日、
テレビ界にとって画期的なイベントがありました。
「バラエティー向上委員会〜作りたいバラエティー、見たいバラエティー」と題するシンポジウムが開かれ、在京キー局のバラエティー番組の制作者50名が集結したのです。
各局が誇る人気番組のエース級がステージ上に勢ぞろいした光景は圧巻。
客席には、同じく50名の視聴者代表のほか、各局幹部や制作関係者が多数かけつけました。
そもそもきっかけは、昨年11月にBPO(放送倫理・番組向上機構)から、
バラエティー番組の放送倫理上の問題点についての意見書が出されたこと。
これを受けて、指摘された問題点について、まずは当事者で議論を深めようという場でした。
制作者からは、BPOの指摘に対して率直にどう思っているのか、
普段どういう思いで番組を作っているのか、現場にどんな制約があるか、
などが語られました。
視聴者からは「最近のバラエティー番組は昔よりおもしろくない」といった
厳しい意見もあり、会場のボルテージは上がりっぱなし。
司会を務めたフジテレビの福井謙二アナ、テレビ東京の大江麻理子アナのお2人の影が薄れる程活発に発言が飛び交い、あっという間に所定の時間に。
最後は、それぞれの制作者がフリップに
「私は、バラエティー番組○○○○○○○○○○ます。」
と書いて決意表明。BPOメンバーの1人である吉岡忍氏は、
「テレビとは仲間を作るメディア」と称し、テレビがもしなくなったら、
世の中はバラバラになってしまうだろうという、
バラエティー番組へのエールを送っていました。
テレビ朝日の某スタッフは「クレームだけでなく、良かったという感想も
是非テレビ局に送ってください」と
懇願し場が和む場面も。読者の方々も番組スタッフに熱いエールを送ってあげてください。
局の垣根を越えて、この場に集まった制作者の方々はいろいろな意味で刺激を受けたことと思います。今後の番組作りに少なからずいい影響を及ぼすのでは。
これからもメディアの王道を走っていってほしいと願います。