あらすじ毎週更新! 役柄紹介、記者会見リポートも! 2012年春ドラマ

連続ドラマW 推定有罪
3月25日 スタート WOWOWプライム 毎週日曜 午後10:00〜午後11:00
出演者
仲村トオル/黒木瞳/陣内孝則/國村隼 ほか
スタッフ・音楽
原作:前川洋一「推定有罪」(講談社)/脚本:前川洋一/監督:鈴木浩介
概要
“冤罪”のもたらす悲劇に迫る社会派ヒューマンドラマ
「空飛ぶタイヤ」(2009年)、「下町ロケット」(2011年)で高い評価を得た脚本家・前川洋一と監督・鈴木浩介がタッグを組んで“冤罪”をテーマにおくる社会派ヒューマンドラマ。事件の当事者だけでなく、遺族、警察、裁判所、弁護士、報道関係者などさまざまな立場の人たちを描きながら、冤罪がもたらす悲劇や本質的な罪深さへと迫っていく。冤罪を引き起こすきっかけとも言える記事を書いたジャーナリストを演じるのは、「空飛ぶタイヤ」でも主演を勤めた仲村トオル。さらに黒木瞳、ミムラ、本仮屋ユイカ、寺島進、陣内孝則、國村隼らが集結。豪華キャストによって描かれる重厚な人間ドラマから目が離せない!
キャラクター紹介
加山清治(仲村トオル)
戦場ジャーナリスト。12年前の幼児殺害事件の取材を担当し、篠塚良雄が犯人だという記事を書く。しかしそれが冤罪だったことを知り、二度と冤罪を起こさないために何故誤報を招いてしまったのかを検証する記事を書くことを決意。関係者たちに取材をしながら、真犯人を追うことに。
石原揺子(黒木瞳)
篠塚の弁護士。謎の男から真犯人を知っているという情報を得て、篠塚の無罪を証明する。篠塚の出所後に開いた会見で警察のずさんな捜査を非難し、失われた12年の苦しみを訴える。
浅田邦生(陣内孝則)
警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係の刑事。12年前のDNA鑑定の結果を信じて篠塚を逮捕し自供させた。再開された捜査から外されたため、独自に犯人を見つけようと行動する。
篠塚良雄(國村隼)
幼児殺害事件の犯人として12年間服役していたが、逮捕の決め手となったDNAの鑑定結果が間違っていたことが判明し、釈放される。
記者会見情報
連続ドラマW「推定有罪」の制作発表記者会見が都内ホテルで行われ、仲村トオル、黒木瞳、ミムラ、本仮屋ユイカ、寺島進、陣内孝則、國村隼の主要キャスト7人が登壇した。今作のテーマにちなんで“冤罪”の経験を聞かれると、黒木からは「子どものころに泥棒と間違えられてすごく悲しかったです。自分の中で腑に落ちない感じがしました」と驚きの体験談が。さらにミムラも「小学生の頃に隣の席の子の消しゴムがなくなって、犯人に間違えられたことがありました」と語った。また、必ずオチのあるトークをしていたと撮影中のエピソードを暴露された陣内が見事なトーク術でとっておきの話を披露し、会場を沸かせる一幕も。それを受けた主演の仲村は「ちょっと今日の記者会見では社会派のドラマだというのが伝わりづらかったと思いますが(笑)」と言いつつ、しっかりと作品をアピールした。キャスト同士の息がぴったりと合っている様子がうかがえる会見となった。
人を傷付けるのにナイフはいらないな、と感じました(仲村トオル/加山清治)
僕が演じたのは12年前に間違った記事を書いて、加害者とされた男とその家族、被害者とその遺族の人生に大きな影響を与えるジャーナリストの役です。僕自身、人生で取り返しのつかないことはそんなにないと思っていたんです。例えば、失敗や敗北をしても成功や勝利のための経験になったり、その瞬間は取り返しのつかないことだと思っても、後から考えるとそうでもないんじゃないか、とのん気に考えていたんです。しかし、この作品のように無実の人を12年間も刑務所に送るきっかけを作ってしまい、その人の家族の人生を考えてみると、取り返しのつかないことってあるんだなと思いました。でも終わって役を離れて客観的に見てみると、取り返しのつかないものを懸命に取り返そうとする日々はそんなに悪くないんじゃないか、生きていく力になったりするんじゃないかな、とも感じました。今はいろんな人がツイッターやブログで情報や思いを発信する世の中なので、怖さが増している気がします。人の人生を大きく不幸にさせる記事を書いてしまった役を演じてみて、人を傷つけるのにはキーボードや携帯電話があればナイフはいらないな、と感じましたね。
どうやったら嫌な言い方が出来るのかいろいろとやってみました(黒木瞳/石原搖子)
私はジャーナリストを厳しく糾弾する弁護士の役を演じさせていただきました。弁護士をやるのは2回目なんですが、今回は(弁護士として目指す方向の)天秤が野望に傾いているミステリアスな弁護士です。ミステリアスということで、キャラ作りは結構凝って楽しめました。演じる上でどうやったら(仲村演じる加山清治を)傷付かせるかということで、どうしたらイヤ〜な言い方ができるのか家でいろいろとやってみました。この作品はどの人物にも感情移入ができるし、悲しみや希望などいろんなものが伝わってきます。作中で山本周五郎の小説から引用した「許すということは難しいけれど、もし許すとなったら限度はない」というセリフがあって、それがドシンときました。誰にでも当てはまることではないかと思うんです。そういうことを考えてみると、どの役でも楽しめるような気がします。
何の脈絡もないと思っていることが、いろんなところに繋がっていく作品です(國村隼/篠塚良雄)
今回は、一体何が起こったんだろう・・・というそんな役です。突然、君が犯人だと言われてしまう理不尽さがあって、篠塚さんを演じながら、「こんなことが実際に私の身に起きたらどうなってしまうのだろう」と考えながらやっていました。この作品は一つのことが単体で展開しているのではなく、あらゆる人たちのいろんなところに関わって、一つの結果が生まれる、という感じで描かれていると思います。晴天の霹靂と言いますか、警察に連れて行かれたまま、12年間も娘がどんな成長をしているのかも知らず、釈放されても娘に拒絶されて会えないのです。単なる冤罪ではなく、親子の関係性や人間のつながりを壊してしまい、何の脈絡もないと思っていることがいろんなところに繋がっている作品になっていると思います。
小さなボタンの掛け違いが人の人生をこんなにも狂わせるのか、と感じました(陣内孝則/浅田邦生)
今回は冤罪を引き起こして逮捕してしまう刑事の役を演じます。冤罪っていうものは絶対にあっちゃいけないものだと思うのですが、(自分が演じた浅田邦生は)刑事という現場の人間として科学的な信用がおける、決定的な証拠に従って逮捕したものの、それが違っていたという。役を通して、小さなミスというかボタンの掛け違いが人の人生をこんなにも狂わせるのか、と感じました。(冤罪の経験は?と聞かれて)自分の子どもにきつく当ったときに、女房に批判されて反省したのですが、その後に女房が子どもを叱っているのを見たときには、「あれは何だったんだろう」と思いましたね(笑)。
この作品を見ていただけたら、必ず何か違う視点というものが備わると思います(ミムラ/鈴木弘子)
このお話を頂いたときに、私に務まるんだろうかと感じました。被害者遺族という特異な役なので、やりきれるかすごく悩んだんですけれど、いざ現場に入るとそんなことを考える余裕が全くなくて。現場で他の方々の演技を見て気付くことも多かったです。台本を読んでいて自分で思ったことが現場でやっているうちにどんどん視点が変わっていきました。人生経験が少ないので、(最初は)相手が冤罪だとわかっているのにその人に向かって「こんな酷い言葉を発することができるのだろうか」とか、「自分が傷を受けているのだから、わかってあげられないのか」と思いました。また、家族が3人いるのになぜ支え合えないのかと思っていたのですが、現場に入って演じていると、お互いの気持ちが反射して余計に痛いと感じ、これが‘家族みんなが被害者’という状況なんだと感じました。この作品を見ていただけたら、必ず何か違う視点というものが備わると思いますので、ドラマを見て考えていただけたらな、と思います。
会いたいけれど拒絶するという葛藤を演じるのが難しかったです(本仮屋ユイカ/長田美保)
冤罪というあってはならない、とても皆さんの関心の高い問題をテーマにしたこの作品に関わることができて光栄に思っています。私は犯人に仕立て上げられてしまったお父さんの娘役で、とても難しく重い役だったので、撮影のない日でもふさぎこんでしまうような日々を過ごしていました。台本を読んで、犯罪者だと思っていたお父さんが実は冤罪で、晴れて会えるという状況ならば「会ったほうがいい」「どうして会わないのだろうか?」という気持ちがすごく強かったのですが、読み進めていくうちに、(自分が演じた)美保さんには美保さんの人生があって、辛い思いがあって、会いたいけれど拒絶するという、その葛藤や複雑な思いがわかったので、それを表現するのが難しかったですね。私の人生経験を遥かに超えた重いお話で、資料や小説を読んだりして精一杯チャレンジしましたので、ぜひ見ていただけたらと思います。
登場人物たちの気持ちの動きが見えたのが面白かったです(寺島進/桂木尚人)
脚本も監督も共演者の方々も素晴らしくて、とても良い作品なので、参加できて役者冥利に尽きます。(自身が演じた)桂木という男は、全ての謎のカギを握っていますが、この役を演じるのは心が痛みますね。桂木は無職なので、とっても嫌な野郎だな、と思ってはいたんですけれど、登場人物たちの気持ちの動きが見えたのは面白いと感じて、個人的には楽しく演じさせていただきました。でも、写真とか売ったりするのはあんまりやらないほうがいいかな、と思いますね(笑)。桂木をお手本にしちゃいけないですよ!