あらすじ毎週更新! 役柄紹介、記者会見リポートも! 2012年春ドラマ

陽だまりの樹
4月6日 スタート NHK BSプレミアム 毎週金曜 午後8:00〜午後8:45
出演者
市原隼人/成宮寛貴/黒川芽以 ほか
スタッフ・音楽
原作:手塚治虫「陽だまりの樹」(小学館)/脚本:前川洋一/演出:藤尾隆/演出:山内宗信/演出:岡野宏信/制作統括:森下和清/制作統括:鹿島由晴/制作統括:後藤高久
主題歌:指田郁也「花になれ」
概要
市原隼人が義に生きる幕末の武士に、成宮寛貴が手塚治虫の先祖の蘭方医に挑む青春劇
巨匠漫画家・手塚治虫が自らのルーツを描いた同名の傑作漫画をドラマ化。舞台は開国から戊辰戦争、明治維新へと変革していく幕末の世。対照的な2人の青年が友情を結び、己の信念を貫きながら人生を切り拓こうと奮闘する姿を描く幕末青春譚。義に生きる武骨な武士・伊武谷万二郎を演じるのは、時代劇初主演の市原隼人。手塚治虫の曽祖父にあたる、情に生きた女たらしの蘭方医・手塚良庵には成宮寛貴が扮する。2人は一人の女性をめぐって恋敵になるが、やがてお互いを認め合い、友情を深めていくことに。藤田東湖、福沢諭吉、西郷隆盛など歴史に名高い人物も多数登場、万二郎と良庵の成長に大きく関わっていく。
キャラクター紹介
伊武谷万二郎(市原隼人)
常陸府中藩の武士。剣の腕は立つが、曲がったことが大嫌いで一本気な性格。武骨で愚直な面があり世渡り下手で、出世からは遠のいている。徳川幕府の腐敗を憂い、苦悩しながらも、倒れゆく幕府の支えとなるべく忠誠を尽くす。激動の時代に自分の生き様を貫き、国を守ろうという気概を示す義の男。やがて米国使節の警備役から、幕府陸軍歩兵隊の創設に関与することになる。
手塚良庵(成宮寛貴)
蘭方医。手塚治虫の曽祖父にあたる人物。大坂の蘭学塾で学び、父の良仙と種痘所(後の東京大学医学部)創設のため奔走する。女にだらしない遊び人だが、いざという時には患者の命を救うために脇目もふらず尽力する情の男。時代の流れに押され、軍医として戦場へ赴くことに。万二郎とはある女性を巡って恋敵になるが、次第に立場の違いを越えてお互いを認め合う。
おせき(黒川芽以 )
善福寺の娘で、万二郎と良庵が想いを寄せている。争いを嫌い、人を殺める武士にあまり良い印象を抱いていない。痘瘡で弟を亡くしたことから、種痘を江戸に広めようとする良庵の手伝いを申し出る。万二郎と良庵の間で心揺れるが、ある事件を機に尼寺に出家する。
記者会見情報
手塚治虫原作の幕末青春時代劇「陽だまりの樹」の記者会見が行われ、第1話の試写の後、市原隼人と成宮寛貴が登場した。主演の市原は開口一番、「手塚治虫さんという素晴らしい漫画家の原作をもとに芝居ができることに感謝しています」と語った。時代劇初出演にあたって武士道を学んだそうで、「敵討ちとか切腹とか荒々しいイメージがありましたが、相手を気遣う気持ちも武士道だと知りました」と意気込む。そんな市原演じる武士・伊武谷万二郎と固い絆で結ばれる蘭方医・手塚良庵を演じる成宮は、「この作品を今の日本で放送できるのは非常に意味のあることだと思う」とアピール。意外にも2人の共演は初めてだが、それぞれの印象を「ユーモアがあって常に新鮮。ついていきたくなる素晴らしい役者」(市原)、「すごくまじめで、声がでかい(笑)。芝居に一生懸命取り組むこだわりの男」(成宮)と語るなど、早くも一目置きあう仲になっている様子だった。
日本中が輪になって、笑顔で一丸となってもらえるような作品にしたい!(市原隼人/伊武谷万二郎)
手塚治虫さんという素晴らしい漫画家の原作をもとにお芝居ができることに心から感謝しています。初めての武士の役を演じるに当たって、まずは武士道を学んでみました。武士道というと、人を斬って敵討ちをしたりとか、すぐに腹を切るなど荒々しいイメージがありましたが、ちゃんと勉強してみると、誰かがお茶をこぼしたときにその人が恥ずかしくないように自分もわざとお茶をこぼしてみるとか、相手を気遣う気持ちも武士道だと知りました。「陽だまりの樹」というドラマは、そういった今の日本人が忘れかけている相手を思いやる気持ちや敬う気持ち、何が正しくて何が悪いかを次の世代の人に語り伝えていくバトンのような作品だと思っています。日本中が輪になって、笑顔で一丸となるきっかけになれたらいいですね。武士としての所作は覚えることがたくさんあって毎日が発見の連続です。殺陣も初めてですが、ふだんの芝居とは間合いも緊張感もまったく違っていて、ものすごく楽しいです。相手を思いやる武士道精神を忘れずに精一杯やっていきますので、よろしくお願いします。
良庵は女性にだらしなくて全然成長しないキャラクターです(笑)(成宮寛貴/手塚良庵)
この作品は、幕末という激動の時代にどうやったら目指している目標に到達できるんだろうかと一生懸命考えて、古くからある確執や決まり事に邪魔されながらもあきらめずに行動した若者たちのドラマです。市原君演じる万二郎と僕が演じる良庵は、良きライバルでありながら、戦友でもあるという、すごくいい化学反応が起きる2人です。良庵は女性にだらしなくて、「もう女は断つ」と言いながら、すぐ後のシーンでは女郎屋にいたりするような全然成長しないキャラクターで(笑)、何を考えているのか分からないような男ですけれど、ある瞬間スイッチが入ってものすごい集中力を発揮するときもあります。1シーン、1シーン違った面を持つ振り幅の大きな人物なので、そこが演じるときには難しくもあり、同時に楽しめるポイントでもあります。ドラマの中では大勢の人間が死んでいきますが、万二郎と良庵はそうした死をステップにして力強く前に進んでいきます。日本は今、大変な時期ですけれど、「陽だまりの樹」という作品を今の日本で放送できるのは非常に意味のあることだと思いますので、俳優としてこの作品に関われて本当にうれしいです。