あらすじ毎週更新! 役柄紹介、記者会見リポートも! 2011年夏ドラマ

橋田壽賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」
10月14日 スタート TBS系 毎週木曜 午後9:00〜午後9:54(初回は午後9:00〜午後10:48)
出演者
泉ピン子/長山藍子/中田喜子/野村真美/藤田朋子/宇津井健 ほか
スタッフ・音楽
脚本:橋田壽賀子/演出:清弘誠/演出:荒井光明/演出:山崎統司/プロデュース:石井ふく子
概要
“ワタオニ”の愛称で親しまれてきた大河ホームドラマがついにファイナル!
TBS創立40周年記念として1990年にスタートし、“渡鬼(ワタオニ)”と親しまれてきた、究極のホームドラマがついにファイナルを迎える。石井ふく子プロデューサーは、「毎回これで最後という気持ちでずっとやってまいりました。ファンの皆様に支えられてここまで来ましたが、今回はちょうど10作目20周年を迎えるにあたり、これを一区切りとさせていただきます」とファイナルへの決断を語っている。気になる最終シリーズは、前シリーズ終了時に離れ離れになった眞(えなりかずき)と、恋人・貴子(清水由紀)の意外な展開が、物語の大きな目玉に。登場人物50名を上回る民放唯一の1年間放送ドラマに期待!
キャストプロフィール
小島五月(泉ピン子)
岡倉家の次女で、5人姉妹の中で一番嫁姑問題で苦労した経験の持ち主。姑のキミが海外でリハビリ生活を送るようになってから、夫・勇と共に「中華・幸楽」を支える。店を守るため、現在も休む間もなく店内を駆け回っている。
野田弥生(長山藍子)
岡倉家の長女で、5人姉妹の中で一番控え目な性格。現在は看護師の資格を生かしてボランディアの仕事を。
岡倉文子(中田喜子)
岡倉家の三女で、5人姉妹の中で一番の高学歴。2度の離婚とアルコール依存症に陥った経験あり。
大原葉子(野村真美)
岡倉家の四女で、5人姉妹の中で一番恋愛経験が多い。11歳年下の夫・透と安アパートで暮らしている。
本間長子(藤田朋子)
岡倉家の五女で、5人姉妹の中で一番波瀾万丈な人生を送る。「おかくら」の女将を目指していたことも。
岡倉大吉(宇津井健)
岡倉家の主人。小料理屋「お食事処おかくら」を営みながら5人の娘たちが持ち込む悩みごとに相談に乗る。
記者会見情報
1990年10月にスタートした国民的ホームドラマ「渡る世間は鬼ばかり」。その最終シリーズの放送を1カ月後に控え、脚本の橋田壽賀子氏、岡倉大吉(宇津井健)と5人の娘(長山藍子、泉ピン子、中田喜子、野村真美、藤田朋子)が勢揃いして制作発表が行われた。放送開始から20年目にしてファイナルという記念作に相応しく、出演者は着物姿で登場。会場が華やかな雰囲気に包まれ、ドラマではいつも中華料理店の白衣姿の泉が「この番組始まって以来、最初で最後の晴れ姿ですので、よく見ておいてください」と笑いを誘った。本作の生みの親である橋田氏は「ファイナル、ファイナルと言われておりますが、あと1年書くので何がファイナルかと。“85歳で1年書く馬鹿はいませんよ”と愚痴ばかりこぼしています」と元気満々。年齢を感じさせない活気あふれる会見となった。放送開始は10月14日木曜午後9時で、初回は2時間スペシャル。
1年間の長丁場を最後まで健康でやり遂げる覚悟でおります(宇津井健/岡倉大吉)
私は第8シリーズから参加させていただいておりまして、今から4年前のことですが、初日のことはいまだに克明に覚えております。思い返しても胸が熱くなるほど、皆さんからとても温かく迎えていただきました。特に5人の娘さんからは、ただの1度も「宇津井さん」と呼ばれたことがなく、常に「お父ちゃん、お父ちゃん」と呼んでくださいまして、私が1日も早く岡倉大吉という役に溶け込むようにという配慮をしていただきました。先輩である藤岡琢也さんの跡を継いでお受けしましたけれど、岡倉大吉は非常に心が広く、立派な人物です。この大役を私がやらせていただくことになり、終わるまでに何とか岡倉大吉に追い付けるような人間になりたいと思ってセリフを言わせていただいております。今回も1年間の長丁場を引き受けるに当たって、万全の体調で迎えなくてはいけないと、体のケアをまず一番に考えています。セリフをどうこうは二の次で、とにかく最後まで健康でやり遂げなければというプレッシャーを感じています。
役を通して橋田先生のメッセージを一生懸命伝えていきたい(長山藍子/野田弥生)
スタートから20年経ちましたが、20代で始まった人は40代になって、30代で始まった人は50代になって、40代で始まった私は60代になりまして、しかも、70代もすぐそこでございます(笑)。橋田先生も石井先生も80代ですし、そういう素晴らしい方たちががんばっていらっしゃるのは、すごいことだなと思います。橋田先生は以前から「渡る世間は鬼ばかり」のことを、「私のメッセージなの。あなたたちはその役を通してメッセージを伝えてくれているのよね」とおっしゃっているので、橋田先生のメッセージを一生懸命伝えたいと考えています。20年の間に弥生もいろいろなことに出合い、喜びや悲しみ、苦しみや葛藤のある人生を歩んできましたけれど、視聴者の方がその時々の弥生の気持ちになって見てくださっていることに驚くことばかりです。それはこのドラマが持つ力だと感じて、大変ありがたいことだと思っています。
1年間自分の体にムチ打って一生懸命やらせていただきます!(泉ピン子/小島五月)
40歳前から始まって、還暦もとっくに過ぎました。始まった頃はバブルの絶頂期だったのが、今は殺伐とした世の中で、首相もコロコロ変わったりしていますけれど、人のことはともかく、1年間自分にムチ打って一生懸命がんばってやらせていただきます。それで、もし視聴率が上がったら、これで終わりじゃないですから(笑)。64歳で終わりになっちゃうのは困る。秋冬はスペシャルで1本ずつやらせていただきます。だから、(橋田に向かって)あなたも頑張って! セリフを覚えるのは孤独との闘いで、本当のことを言うと泣いちゃいそうです。60歳過ぎると根気がなくなるんですね。逃避したいというか、長く座っていられないんです。そういう時には「自分は1人じゃない」と思うようにしています。角野さん(夫役の角野卓造)も今この苦しみを味わっているんだ、と。誰かも一緒に苦しんでいると思わなかったらとてもやっていられないです(笑)。角野さんのセリフが少なくて私が多い時は「あのジジイ、早く寝てるのか!」と思うこともありますし、「今、弥生姉ちゃん(長山)が多く覚えてるなあ」と思うとか、“1人だけじゃない孤独”は楽しみに変わりますね。
橋田先生の脚本と共に20年間歩んできたことを光栄に思います(中田喜子/岡倉文子)
橋田先生がお書きになられた脚本と共に20年間歩ませていただきましたことは、私にとって大変光栄なことでございます。パート1の撮影の最終日に橋田先生がスタジオにお越しになって、石井先生と握手を交わされたその瞬間、五月姉ちゃん(泉)も泣いて、私たちもみんな泣き出しました。この喜びの握手はとても印象に残っています。セリフに関しては、野村昭子さんら大先輩の方々がきちんとセリフを覚えてリハーサル室でお稽古している姿を見ると、本当に頭が下がる思いでいっぱいで、私は長いセリフを頂いた時は、ハンドバッグの中に必ず台本を入れています。台本を持ち歩いていないと、せっかく覚えたセリフをどこかに置き忘れてしまうような気がするんです。
セリフをしっかり覚えておかないと安心して眠れません!(野村真美/大原葉子)
30代の頃はよく海外旅行に行っていまして、飛行機に乗って皆さんがご飯を食べて寝ている間に、私はコピーした台本でセリフをひたすら覚え続けて7時間、8時間過ごしていました。それはいまだに変わりません。やはり覚えていないと安心して眠れませんし、リハーサル室に入れないので、とにかくまずセリフと仲良くなって、体に入れるということをやり続けています。それはたぶん今年1年も変わらないでしょう。でも、覚えるセリフがあるのはすごくありがたいことで、幸せなことだと思っています。この20年間で私が不思議に思っているのは、橋田先生が書かれることの6割くらいが、私の人生と被ってくることです。徳重聡さん演じる透と結婚する時も、「私、結婚するんだ」と思っていたら本当に結婚しちゃったんです。まるで橋田先生の台本が予言みたいで…。そういうことが度々ありました。
たくさん映っていたいので長いセリフでもまったく構いません!(藤田朋子/本間長子)
先ほどから20年、20年と言われていますけれど、ちょうど私の人生の半分で、芸能生活のほぼすべてが長子です。ですから、本当に自分に起きたことなのか、長子のことなのかが区別できなくなることが多々あります。セリフでは私はそんなに苦労していないです(笑)。お姉ちゃんたちが「苦労している」と言っているので、私もそう言った方がいいと思うのですが、先生の長ゼリフの場合は楽しんで言わせていただいています。橋田先生の場合、長いセリフがある時は、その役がすごく言いたいことがある時なので、すごく一生懸命になり過ぎて、舌が絡まってNGを出すことが多いんですね。この中でNGを出す回数はたぶん一番多いと思うのですけれど、シリーズを通してたくさん映りたいので、長いセリフを書いていただいても構いません(笑)。